虎尾のサトウキビ列車(その2)
 台湾鉄道の旅(その4)から、独立したページにしました。 


2017/01/08-2017/01/10


サトウキビ列車の取材基地にしたのは
前回もお世話になった「桂賓大旅社」。
丸いビルだね。

斗六車站の南側(前站(Front Exit)と
呼ぶらしい。)から歩いてちょっとの
ロータリーに面している。
「桂賓大旅社」の玄関。
アクリル板のようなオレンジのパネルが
チープ感なかなかだね(笑)。
今回も、前回と同じ208号室。
ビルが丸いから廊下も丸い。
 
廊下の突き当たり手前が208号室。

最初は3階の部屋ってことだったけど、
Wi-Fi接続を希望をしたら、
208号室になったよ。
208号室の入口から。 ティッシュの代わりにトレペ。
飲み水とグラスとタオル2枚。
石鹸とシャンプーはフロントでくれる。
 
ベッド。
幅が広いので、俺は半分から向こうを
物置きにして、手前半分で寝てた。
相変わらずカバーのない照明。 基本的にシングルは1,200圓。
そして、平日はその半額。
でも、俺が今回泊まった土日月は
3泊とも700圓だった。
実際の宿代が看板などと違うことは
普通にある。

日本では3連休で月曜日は祝日だが、
台湾では平日なので高くなると
予想していたら違った。ま、いっか。
 
バスと洗面台。
珍しく窓もある。
湯船は浅くて、更に内側がかなり
丸っこい仕上げなので
それを表現できるように撮影しようと
結構頑張ったが意外に難しくて、
なかなかうまくいかなかった。
バスルーム内にあるトイレ。
     
TVは懐かしのブラウン管。
有線120chでNHKが映った。

長野はずっと雪みたい。
新潟は吹雪の予報。

ところで、前から薄々気付いていたが、
このNHKの番組がフシギだ。

ニュースは間違いなくその日その時間に
総合テレビで放送しているものだが、
他の時間はEテレの番組が
流れていたりする。
小丸子(ちびまるこ)。

中国語訳されているが、
それでも字幕スーパーが出る。
島内の民族への配慮(らしい)。
しんちゃんもやっていた。

台湾は有線で多くのchが観られる。
お馴染みのTVショッピングや
バラエティー、ドラマはもとより、
坊主が何かを説いているような
宗教系のchもある。

那覇の常宿のオーナーさんが
「特に中国人のゲストが、日本のTVの
ch数の少なさに驚く。」と言ってたけど、
自国では有線とはいえ何十chも
観られるんだったら、日本に来たら
そう思うだろうね。

特に沖縄県のON AIRは、
日テレ系がないから全5波だしね…。
 
 こんなのもありました。
でも、ずっとAVではなく、
他の時間は普通の番組だった
(気がする。)。
無修正でした。 

(修正をかけた方がいいかな?)
 歩き回って汗だくのTシャツなどを
バスタブでじゃぶじゃぶ洗って
扇風機の風を当て続けると、
一晩でだいたい乾く。
乾かす面を頻繁に変えるのがコツ。

この宿にはコインランドリーの類いは
ないように思えた。
 
この洗面器の底のデザインったら…。
洗面器自体もやたら小さいし。
バスルームの天井は一部ズレていた。 天井全体の状態としては、
まあい~かな。
 
スリッパの代わりにゴムゾーリ。
床がタイル貼りだから、
裸足だとちと冷たい。

100均のスリッパも持ってきていたが
結局使わなかった。
冷蔵庫の上に、冷蔵庫よりデカいTV。 前回は気付かなかったが、
入口の上に空調の吹出口があった。
稼働していたかどうかは不明。
 
   
 晩メシ。

町の小吃屋も捨てがたいが、
宿でその日の取材結果を振り返りつつ
のんびり呑み喰いするのも楽しい。

イレブン屋の關東煮(おでん)に、
日本にないタイプのつみれが
何種類かあり、これがぷにぷにと
弾力があって旨い旨い。
1個12~15圓と安いのだ。

写真のカップに斜めに入っているのは
「關東煮専用麵」。
これは、ダシに浸してふやかして喰う。
ダシが熱いうちにふやけると旨いが、
ふやけて麵が伸び、ダシが冷めると
ちょっと厳しい(笑)。

今回は、結局3泊とも
ほぼこの組み合わせの晩メシだった。
   
 
さて、朝になったゾ、ということで、
虎尾にサトウキビ列車を取材に行く。

1日目のスタートは、斗六車站北側
(後站(Rear Exit))にある、
台西客運のバス停から。

駅舎を背に、駅前の道を左に進み、
最初のT字路を右折してすぐにある。
バス停には、有人切符売り場、
待合室があり、トイレもある。
斗六から約30分で虎尾に着いた。
北港行きなので、虎尾は経由地だ。

サトウキビ列車は、果たして
運行しているかどうか???

予め日本で、ネットで情報を
さんざん探してみたのだが、
何もヒットしなかった。なんでかね~。
 
台西客運の虎尾站の外観。
サトウキビ列車の確認に気が急くが、
要所要所で写真は撮っておかないと
いけない。
虎尾站のすぐ近くにある、
虎尾郵局。
踏切が近付くと見えてきたこの幟!
やった運行していた!
 
サトウキビ列車が運行していることが
確認できたら、早速タクシーで
装車地へ向かいたい。
が、
タクシーがいない!全く走っていない!

この写真は、流しのタクシーをさんざん
探し歩いたり、交通量の多い交差点で
待った挙げ句に、やっと見つけた1台。

実車に見え、交差点を曲がって
停まったため「客が降りる!」と思い、
次に乗ろうと待ち構えていたら…。

客だと思っていたのは運転手の家族で、
運転手を含めてみんな降りちゃった。

つまり、このタクシーは路上駐車をして、
乗車していた家族みんなは
どっかに出かけたってこと。

あんまり悔しかったので
このタクシーを何枚か写真に撮ったら、
この車に乗っていた運転手の奥さん
らしき人(写真右上の青いシャツの女。)
が、しきりに俺を気にし、
「なんで写真を撮るのよ」って感じで
俺を見てたよ。
で、そうこうしているうちに
ハラ具合がいよいよおかしくなってきた。
「いよいよ」というのは、
実は朝からゲリピーくんだったんだね。

昨日の夜に台湾啤酒をガブガブ
呑んだのがいけなかったかな。

何とか全家便利商店(ファミマ)の
洗手間(トイレ)を借りて事なきを得た。

「若瑟醫院」という大きな病院の
向かいにある。

虎尾のトイレについては、
ページ内を参照してね。
 
ファミマで用を足したら
おなかが落ち着いてきた。
このまま安定してほしい。

8時過ぎに製糖工場の踏切で、
1便を撮影できた。

これこれ、これだよね。
この日は日曜日だったので、
地元の人も見に来ていた。

若い女の子も、
スマホで動画を撮影していた。

手前のおじちゃんは、なんで
腰に手を当てて立ってんだ?
踏切内に人が入れることに加えて、
チャリまで持ち込んでるんだから
大らかだよね(笑)。
 
 流しのタクシーがあまりにいないんで、
工場の踏切近くのガソリンスタンドで
「タクシーに乗れるところはないか」
と尋ねたところ、「バス停に行け」
と言われたので、今朝降りた虎尾站に
行ってみたら、なんとタクシーがいた。

さっきまでいくら探してもタクシーが
いなかったのは、時間が早すぎたのかな。

↑の3行上の虎尾站の写真の左端
(バイクが置いてあるとこ。)が
タクシーの駐車場だった。

で、このタクシーを捕まえて、
龍嚴國小の北の平交道(踏切)まで来た。

約20分で380圓。結構飛ばしてくれた。

15時にまたここへ来るように頼んだ。
 ←の平交道から男の足でゆっくり
歩いて約10分で12号装車地に着いた。
思ったより簡単にアプローチできた。
初めての装車地の取材だ。

嬉しい嬉しい。
こうなっているんだね。

この場所は実は真上に高圧線が
通っていて、鉄塔もある。
そのため、安易に撮影すると
この写真のように高圧線が写り込む。
この写真はもちろんわざと。
 同じ場所でも、アングルや焦点距離を
変えると、高圧線の写り込みを
避けることができる。
 
 サトウキビを満載した貨車が
工場行きを待っている。
奥は、まだ刈り取られていない
サトウキビ畑。
ざわわざわわ。
12号でサトウキビ満載の貨車が
工場行きを待っている。
ここは基本的に1日中順光。
順光なのは、9号~13号の
5箇所の装車地でも、この12号だけ。
 12号から11号へ向かって
東に進む途中にあるミニ鉄橋。
 
 12号から歩いて約25分で
11号装車地に着いた。
ダンプがサトウキビを落とすところ。   空車が積み込みを待っている。
 
 スタンバイしている空車。  空車から製糖工場寄りは、
既に積み込みを終えた貨車が
連なっていた。
11号を担当しているおばちゃんの詰所。
お茶を2杯ごちそうになり
ありがたかったが、俺が飲み終えた
紙コップを返したら、クシャッと
潰して脇に捨てていた。ありゃりゃ。 
 
11号の中線で、
空車が積み込み待ちをしていた。
空車の網目には、
工場で落ちきらなかったサトウキビが
刺さったままになっていた。
貨車の内部。
 
おばちゃんがトラクターを運転し、
前部に取り付けたバーで、
貨車を巧みに操る。

中線に置いてあった空車の最後部を
トラクターのバーで押して行く。
動画からのキャプチャー。
ポイントを越えたところで
いったん停まり、おばちゃんが
手動でポイントを操作する。
動画からのキャプチャー。
トラクターの向きを変えて、
今度は1両目と2両目の間に
トラクターのバーの端を
「差し込ん」でこっちに向かわせ、
多少速度が付いたところで
貨車をトラクターから「突放」し、
貨車が積込線をある程度
進んだ頃に、トラクターを車両と
同じぐらいの速度で走らせて、
トラクターのバーを別な車両間に
差し込んで減速することでブレーキ
をかけ、見事に貨車を止めた。

いや~すばらしい!

動画からのキャプチャー。
40秒の動画はこちら
 
動画で何回見ても大したモンだと思う。 11時半前に、5便と思われる
列車が到着した。
5便を追っかける地元のテツの車。
台湾にもいるんだね、スキもんが。
4人ぐらい乗ってたよ。
 
11時半過ぎに、5便の折り返しで、
サトウキビ満載の貨車を引っ張った
6便が11号に到着した。
動画からのキャプチャー。
貨車をいったん本線で切り離し、
DLだけが11号の積込線に入って
積込済の貨車を引っ張り出し、
その後推進でこれまで持ってきた
貨車に繋いで発車して行った。
鉄塔が邪魔だなぁ。
動画からのキャプチャー。
11号にて。

おばちゃんのとこに、
どこからかバイクでおじちゃんが来た。
おばちゃんの
お昼のお便當を持ってきた。

列車はまだ来ない。
天気はとてもいい。
1月だけど暑いぐらい。

北風がいくらか強いが気持ちいい。
のんびりした時間が過ぎていく。
 
さて、そろそろ12号方向に戻ろう。
おばちゃん、ありがとうございました。
11号で取材を終え、
12号に戻る途中にあった平交道。
線路に平行している道を
とぼとぼと12号に向かって歩いていて
見つけた線路。

昔はここに引き込み線があったのか?
後で調べたら、月眉線の分岐点かも。
 
12時半前に、11号方向から
DLが単機で突然やってきた。
7便ってことになるのかな。
慌てて動画で撮影した。
動画からのキャプチャー。

この単機をさっきの地元テツが
また追っかけていた。

彼らは俺が動画で撮影しているのを
察したらしく、この画像の右奥で
車を止めて待機していてくれた。

単機が通過後、俺が撮影を終えた
「つもり」(実はストップボタンを
しっかり押していなかったので
録画は続いていた。)で身の回りを
整理していると、車が俺のとこに
停まって 「一緒に乗ってけよ」と
誘ってくれた。
せっかくだが俺は俺の感覚で取材
したかったので、丁重に辞退した。

でも、謝謝您!

↑の画像は、録画が続いていた
(いわゆる「地面撮り」。)中で、
三脚に付けたままのカメラを
手持ちから担ぎに変えたときに
たまたま映っていたもの。

俺が12号に向かって歩き始めたのに
気付いて、また車を停めて「乗んなよ」
と手招きしてくれている。

原版は揺れに揺れているが、
何とかキャプチャーに耐えられる
瞬間を切り取ることができた。
ただ、画像の角度は思いっきり
修正しているよ(笑)。
外国人である俺に、
気軽に声をかけてくれたことは
とても感謝する。
自分が日本で逆の立場になったら
声をかけてあげたいと思う。

でも、そんな機会なんて
都合よくやってくるかね~(笑)。
 
11号から、途中でDLの単機回送
などを撮影しつつ、歩いて約35分
で12号に着いた。

ちょうど昼時で、写真右の小屋の前で
担当の兄ちゃんが昼寝をしていた。

俺がその前を通ったら、
兄ちゃんが気が付いたので、
「次の列車は何時だい?」って聞いたら、
「午後だね、今は昼メシどきだから。」
とのこと。

何時頃にここに来るのかを
知りたかったんだけどな~。
「午後」だと、かなり大雑把だな。
12号でもトラクターを使って
セッティングなどをする。
12号でちょっと休憩していたら
12時半過ぎに、8便と思われる
列車が到着した。

さっきの単機が、13号から貨車を
引っ張って来たわけね。

12号で貨車を増結して
11号へ向かって行った。

兄ちゃんよ、
昼は動かないんじゃなかったのかい?
 
12号から歩いて約10分で、
朝、タクシーを降りた
龍嚴の平交道に戻ってきた。

この写真は、平交道から12号方向を
撮影したもの。
写っている高圧線の下が12号。
←の写真から、12号を
原寸大で切り取ったもの。
ちょうどダンプが12号に向かってるね。

背景に写っている高圧線は
12号の直上のものではなく、
その先(東)の11号の、
少し手前(西)を通っているもの。
 
龍嚴の平交道から、
今度は西の13号を目指す。

てくてく歩いて行く途中で、
サトウキビを積んだダンプが来た。
俺が線路の奥で待避していたら、
このダンプは俺に砂埃をかけないように
超徐行で俺の横を通り過ぎた。

まあ、俺は風上にいたので
普通に走り抜けても埃をかぶることは
なかったが、この配慮に感謝します。

この後、13号でこのクルマの運転手と
行き会ったが、とてもフレンドリーで
嬉しかった。

謝謝您!
龍嚴の平交道から歩いて約20分で
13号装車地に着いた。
←のおじさんが座っていた椅子を
俺に勧めてくれた。

謝謝您!
 
13号の詰め所。 トラクターのフロントに付いているバーで
貨車を押し、繋いでいるロープ(バンド)
で、進んでいく貨車のブレーキにする。
40秒の動画はこちら
サトウキビがてんこ盛り。
 
空車の先頭にトラクターが付き、
引っ張って積み込み位置にセットされた。

その空車の最後尾。
13号の西側から撮影。
13号からそのまま西へ少し進むと
すぐに線路が埋まってしまう。
昔はまだ西に装車地があったらしい。

グーグルのストリートビューでは、
この先そのまままっすぐ、
県道153号手前までの約3.5kmの間、
所どころに線路が確認できる。
できれば次回訪れてみたい。

しかし、こんな田舎の何もない道路にも
ストビューが来ているんだから
恐ろしい時代だね…。
13号での取材を終え、スタッフにお礼
を言って失礼しようとしたら、
「もうすぐ列車がくるのに」と言われた。

しかし、タクシーを呼んだ時刻が
近付いていたのでやむを得ず失礼した。

龍嚴の平交道に向かう途中で
14時半過ぎに、その9便がやってきた。
 
サトウキビを積んだダンプが
時々やってくる。
サトウキビ畑の中で、
刈り取り&粉砕機(?)から
ダンプに積み込む。

広大なサトウキビ畑を全部刈るんだから
相当な量になるよね。
枕木がコンクリートのものもあった。
 
13号から龍嚴の平交道に
向かう途中の道端で拾った
貨車に差し込む伝票。

そういえば、各貨車の外側にこの伝票を
折って差し込み、これが落ちないように
サトウキビをくさびにしていたのを
見ていたっけ。
なんで写真に撮らなかったんだろう。
ちょっと後悔。

この伝票には日付がなかったので
いつのものかは分からないが、
折った外側の汚れ具合からすると
何日か前に落ちたものと推測する。

なんでこんなにクドく書くかというと
貨車から盗ってきたんじゃないかと
思われるのがイヤだからです。
龍嚴の平交道に戻ってきた。

13号から途中で9便などの撮影を
しながら、歩いて約30分。
さっきの9便が、サトウキビを
積み込んだ貨車を13号で連結して、
15時前に10便として通っていった。

DLの脇に人が写っているが、
これは、平交道に列車が近付くと
徐行して、DLからスタッフが
飛び降りて走って平交道へ行き、
踏切の安全を確認するため。
遮断機がないからね。

列車が来たら、またDLに飛び乗る。
製糖工場へ向かう10便。
この先、各装車地で貨車を増結して
長い列車になるんだね。
これまで貨車の両数を何回か数えたが
どうも60両が最高のようだ。
違っていたらすみません。

この後、朝頼んだとおり、
15時に来たタクシーで虎尾に戻った。
約20分で375圓だった。

1日中天気がよく、気温は25℃ぐらい。
炎天下でうろちょろしていたら
思いっきり焼けてしまった。
でも、とても充実した1日目だった。
 
取材2日目。

昨日より早い便に乗ることにし、
発車時刻近くに斗六のバス停に来たら、
バスはもう入線(?)していて、
中学生ぐらいの子たちが
既にたくさん乗っていて驚いた。

発車直前まで、親の車で送られて
来た子が次々と乗ってきた。
斗六から約25分で虎尾に着いた。

昨日より早く着いたが、
今日はタクシーがいるね(笑)。
 
1便が出て行く時刻には
まだ大分時間があるはずだったので、
のんびりと何気なく製糖工場の
平交道に向かって歩いていたら、
警報音が鳴り始めたのが聞こえた。

慌てて平交道へ出たら、
なんと貨物列車が来た!
こういうのもあるんだ。
知らなかった。

踏切を扱うおじさんに
「貨物は1日に何本ぐらいあるのか」
「毎日運行しているのか」
と中国語で聞いたつもりだったが、
どちらもうまく通じなかった。

筆談に切り替えたが、
それでもダメだった。

「貨物列車」を「サトウキビ列車」と
理解されてしまったみたいだった。
 
じぃ~~~っと佇んでいた
にゃんこしぇんしぇ~。

台湾語で鳴くのかな。
製糖工場の中に
「虎尾車站」と書かれた建物がある。
これは早朝に撮影。
沿線での取材後、お昼過ぎに
また来てみたら車が停まっていて
洗濯物が干してあった。
社員の家にでもなってるのかな。

※他の方のブログによれば、
踏切の操作員の詰所らしい。
随分生活感があるね(笑)。
 
製糖工場の平交道の道を
そのまま工場沿いに進むと鉄橋に出る。

今は、歩行者専用になっているが、
昔はサトウキビ列車が走っていた。
当時の三線軌条がそのまま残っている。

なお、現在の馬公厝線は、
762mmのナローだ。
鉄橋を横から撮影。

ここをサトウキビ列車が通ったら
さぞ、絵になるだろうね。

やっぱ、次回は12号と11号の間の
ミニ鉄橋で撮影しようっと。
 
俺のような「お腹が緩め」なヤツは、
常にトイレの確認をしないといけない。
昨日はかなりピンチだったしね。

台西客運の虎尾のバス停に向かって
左の道路
(新興路)を南へ進むと、
すぐ左側に
「虎尾鎮第一零售市場」がある。
この市場の中にトイレがある。
写真の中程の白い部分ね。
 
2018/01追加

虎尾バス停のすぐ隣のマック。
2018/01追加

バスが停まっているのが
虎尾バス停「虎尾站」。
バスの先頭部にマックがあるのが
分かる? すぐ近くですね。
2018/01追加

ちょっと離れたところにあるケンタ。
ここにもトイレあり。
 
虎尾からタクシーで、
省道台19線の平交道に来た。
たまたま昨日と同じ運転手さんだった。

約20分で360圓だった
(350圓にまけてくれた。)。

12時にまたここへ来るように頼んだ。
←の写真から、平交道から西方向の
11号を原寸大で切り取ったもの。
ちょうど積み込んでいたね。

今回は省道台19線の平交道から
11号へは行っていないけど、
約1.0kmなので、歩いて20分ほどか。
 
省道台19線の平交道から東へ進み
10号装車地に着いた。

歩いて約10分なのでアクセスはよいが、
平行する道がないので、
線路を歩くことになるから、
列車が来る時間帯であれば
待避場所を常に意識しておく必要がある。
でも、そんな場所はあんまりないよ。
10号の全景。
スタッフの待機小屋に
何やらでっかい文字が書いてある。
イタズラか???

取材していたら、2人の日本人が
タクシーでここへ来た。
下りの1本を撮影し、慌ただしく
13号へ向かって行った。

話によれば、高雄に泊まり、
朝、高鐵で、開業間もない新駅の
雲林までやって来て、
タクシーを1時間400圓でチャーターして
4時間撮影して帰る、とのことだった。

高雄からか~。
高鐵さまさまだねぇ…(ここに簡単に
アプローチできるようになったことに、
ちょっと複雑なんだよね。
勝手だよね。)。
 
サトウキビ満載のダンプが来た。
かしいでるゾ(笑)。
まだ、先客がいる。 ドドドッと1杯目を積み込む。
が…
 
扉のロックが浅い車両だったので、
なだれ込んできたサトウキビに
耐えきれず、扉が開いてしまった。
あ~あ~あ~。
サトウキビが漏れちゃった。
すかさずおじさんが番線を用意した。

番線がすぐ登場するってことは、
サトウキビが漏れるのは
珍しい光景ではないのかな。
 
貨車の扉の端と、中間の2箇所を
番線で処置した。

しかし、貨車にガンガンと
穴を開けるなんて手荒だね~。
まだ1杯目だったので、
2杯目を早く積み込みたい運転手が
「しょうがねーなー」的に
貨車の処置を待っていた。

ちなみに、ダンプ1台で、
貨車2台分の量である。
ダンプの荷台の中ほどに仕切りがあって
1杯目を積み込んでも、
2杯目は落ちてこないようになっている。
番線での処置完了!
 
他の貨車と比べると、明らかに
ヘンだよね(笑)。

この状態で製糖工場まで行くんだから、
その途中でサトウキビがボロボロ
落ちるような気がする。
貨車の扉と、そのロック爪を
観察したら、違いがあった。

浅い方が、開いてしまう確率が
当然高いと思われる。
サトウキビが貨車に落ちた瞬間。

サトウキビが写真左上から落ちると
貨車は写真右側に大きく傾き、
鉄骨に括り付けられたタイヤが
クッションの役目をして受け止める。

積み込み始めは、少しずつバラバラと
落ちてくるが、その後、ダンプが荷台を
より高く上げると、サトウキビは
大きな塊になってどさっと落ちてくる。
その瞬間に貨車が大きく傾く。
 
ダンプがこぼしたサトウキビは、
おじさんが空車にくべる。

大事な商品だもんね。
10号から、省道台19線に向かって
ちょっと進んだところにある、
「貴重な」カーブを通過する2便。
10時頃。
目の前を通過していく2便。
この路線は基本的に東西に真っ直ぐ
延びているので、ここを含めて
およそ3箇所のカーブは貴重だよ。
動画からのキャプチャー。
40秒の動画はこちら
 
10時過ぎに製糖工場からの3便が
10号に到着した。
ダンプがまた来たゾ。 1杯目の積込み。
さっき番線で処置した貨車が目立つね。
 
↑とは別なダンプの積み込み。
1杯目を空ける。
あふれた分は、運転手がならす。 積み込みを取材していると、
10時半過ぎに4便が到着した。
 
 貨車の連結器。
これは引っ張った状態。
事情によりストロボが炊かず、
情けない写真になった。

車両間は10cmぐらいもある。 
連結器がくっついた状態。
これはストロボが炊けた。

←との差が大きいので、
例えば牽引し始めた時には、
機関車から後方へのガチャガチャとした
「連結器の空間音」が楽しめる。

こういうことに喜ぶようじゃ
アブナイよね。 
10号の西側のポイント地点。
 
10号西のポイント部分からは、
歩いて5分ほどで省道台19線の
平交道に着いた。
さすがに幹線道路なので、
「踏切小屋」がある。
ただし、遮断機は、ない。
踏切小屋には人はいなかった。
 
約束の時間に来てくれたタクシーで
省道台19線の平交道から虎尾に戻った。
約20分で350圓。
行きと同じ運転手さんだった。

メーターは倒さず迎車料金もなかった。
今回は計3回、この運転手さんに
お世話になった。
寡黙な方だったけど、安心でした。
写真では手を振ってくれている。

謝謝您!
工場の平交道。
1本のストーンと生えた木が目印。
 
虎尾の町。
小さいながらも活気がある。

斗六と鉄道で結ぶ計画があるらしい。
この日は早めに切り上げたので、
虎尾の町を少し歩いた。

朝、トイレでお世話になった市場の
片隅に魚屋があった。
これはにょろにょろとグロテスクだが、
後で確認したら「タウナギ」と思われ、
旨いらしい。
どうやって喰うのかな。

値段は知らない。

撮影了解済。
こちらは、口ひげがあることから
一見「どぜう」だがやたら太くてでかい。
しかも細かい鱗がある。

ついでに写真の下の方には
マブナがいるし…。

コイツらも値段は知らない。

撮影了解済。
 
ハラが減ったんで昼メシにする。

虎尾站に近い「虎尾魷魚羹」。
直訳すると「こびイカスープ」。
トイレのある市場から少し進んだとこ。
結構盛っていて、気になっていた。

店名にするぐらいだから
イカのとろみスープが名物なのかな。
店に入ると、まず店内に置いてある
伝票の献立に注文数を書く。

漢字の意味が分からなくても、
適当に頼んでみればいい。
値段も書いてあるし、小吃屋なら、
とんでもないものが出てくることは、
まずない。基本的に旨いしね。

でも、一応、漢字の意味をある程度は
確認しておいた方が、より安心だよ。
店内の様子。
台湾によくある店頭調理方式。

この店では、写真より後ろの
別な調理場で、献立のベースを拵えて、
その鍋などを店頭に供給する方式を
採っていた。
 
炒米麵。
30圓。

つまり、焼きビーフン。
ニンニクが結構効いてて気に入った。
とても旨い。

今回は、名物らしいイカのスープより、
自分が旨そうに感じた献立を優先した。
お馴染みの魯肉飯。
20圓。

そぼろ肉の甘煮かけ飯、ってとこ。
軽く喰うのにいいね。定番だね。
これも甘めで旨いのだ。
 餛飩湯。
35圓。

つまり、ワンタンスープ。
薄味だがいい香りのスープの中に、
しっかり味が付いた肉玉のワンタンが
ごろんごろんと入っていてとても旨い。
日本のワンタンのイメージとは違う。

この1行の3品を喰っても85圓。
日本円だと300円ちょっと!
      
台西客運の虎尾站でバスを待っている
ときに前の道路を通った車。

板金の印が付いていた(笑)。
斗六行きのバスが定刻より
30分以上遅れて来た。

斗六と虎尾を結ぶ路線は、
基本的に北港まで行っている。

斗六行きは、かなり離れた北港が
始発なので、虎尾には大分遅れて
到着することが多いようである。

時間に余裕があれば、虎尾站で
斗六行きをぼ~っと待っていてもいいが、
斗六でなくても、台鉄の車站へ
移動できればいいのなら、
斗南行きに乗るというテもある。

斗南行きは、基本的に割と近くの
高鐵雲林車站が始発なので、
ほぼ時刻表どおりにやってくる。
今回乗ったバスは、
車内の時計がとんでもなく狂っていた…。
 
斗六の宿に戻り、
取材結果をPCで確認しながら、
昨日に引き続き、イレブン屋の
關東煮の練り物と台湾啤酒で、メシ。
取材3日目。

前日の「中学生でいっぱい」を反省して、
発車時刻の15分程前にバス停に行った。

バスは既にスタンバイしていたが、
エンジンがかかっていなかった。

でも、運転手が乗っていたし、
乗降ドアも開いていたので、
運転手に乗っていいか聞いたら、
「いい」と言うので、1番に乗れた。
台東での早朝の區間車みたいだね。

この日もやっぱり、
発車時刻が近付くにつれて
中学生がたくさん乗ってきた。
虎尾に着いて、早速カモレを取材。
今日も元気に走ってくれていた。
動画からのキャプチャー。
 
昨日立ち寄って旨かった
「虎尾魷魚羹」が、朝から元気よく
営業していたので、また喰いに行った。

今回は「名物」らしい
イカあんかけ飯を頼んでみた。
35圓。

なんせあっつかったのなんの!
イカは柔らかく仕上げられている。
味自体は濃くなく、
ダシの旨さが効いている。
肉羹麵。
30圓。

肉あんかけ麵。
麵は主張するものはないが、
ホッとする旨さ。

麺は主張するものはないが、
ホッとする旨さの、
日本の駅そば・うどんに
通じるものがあるイメージ。

※「めん」の字を使い分けてることに
気付いてね(笑)。
肝連湯。
30圓。

砂肝のスライスと思われるものが入った
あっさりスープ。

今回は汁っぽい献立が重なったが
俺は気にしないので、
のんびりゆっくりいただきました。

ここ、いいよ。
 
製糖工場の次の踏切の
脇にあるお肉屋さん。

空間に肉をぶら下げるなんて
日本じゃ考えられないよね。
でも、台湾ではよく見かける。

とても盛っていて、客が絶えない。
このおじさんは、踏切の操作員。
「体型の関係」で、安全ベストの
前後を留めるマジックテープが
届かないんだね(笑)。

肉屋を冷やかしに来ていた。
やがて警報器が鳴って遮断機が降り、
1便が装車地に向かって行った。
警報音は電鍾ではなかった。
当たり前か。
これで電鍾式だったらイっちゃうね。

この10分ぐらい後に3便が出て行った。
もう機材を撤収していたので、
撮影はしなかった。

さ、これで今回の取材は終わり。
次回の取材は、2017(平成29)年3月
の予定だけど、甘蔗列車は時期的に
まだ走っているかな。
 
取材を終えて虎尾站に来たら、
ちょうど斗南行きのバスが待機して
いたので、写真を撮る間もなく
慌てて乗り込み、すぐに発車した。

車内はガラガラ。

このバスは2階建てならぬ「2階だけ」。
最前部には区間表示のパネルがあり、
前方は見晴らしがいいわけではない。
最前列の席。
本来なら特等席になりそうだが、
前があまりよく見えないし、
足下が窮屈なので、
あまりいい席とはいえないな。
途中の站で他の客が全部降りて
客は俺1人になったので、
ようやく車内の写真が撮れた。
こういう立派なバスなんだけど、
吊り革があるのがおもしろい。
 
今回のサトウキビ列車の取材は
これでひとまずおしまい。
旅の続きは
台湾鉄道の旅(その4)
でどうぞ。
虎尾から約20分で斗南に着いた。
所要時間は斗六便より短い。