サトウキビ列車(その5)
台湾鉄道の旅(その8)から、独立したページにしました。
雨にたたられた、「完全な不完全燃焼」の回でした。
2018/01/06・08
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| 天気予報は雨だが、 とりあえずは降っていない。 このまま天気がもってほしい。 製糖工場の前から9号装車地へ向けて 沿線を歩き始める。 線路の両脇はコンクリ柱を敷いてある。 左側には柵が整備されている。 |
線路や敷地内にクルマを置くな ってさ。 |
復興路との平交道。 |
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| 煉瓦の壁とパパイヤの木と。 | 歩行者は鉄道橋通行禁止 の表示が消されていた (ってことだよね?)。 線路に沿って橋ができたからね。 表示を撤去すればいいと思うけど、 消し方も中途半端な感じだし、 なんなんだろ。 |
後壁寮車站跡の先で左に分岐する 北港線跡。 |
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| 後壁車站構内跡にあった信号。 これは生きてないよな~。 |
使われていない方の線路は 私有地化してる感じだが、 実際はどうなんだろうね。 |
線路の真上に物置…。 |
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| 縣道158號との平交道にあった 各方面の距離の案内。 |
高鐵の高架(写真奥に横たうコンクリ。) が見えてきた辺りで、 線路上にどかっと停めていた トレーラーがいた。 程なく動いたからよかった。 |
すっとぼけた顔のボロトラックと チャリのおじさん。 |
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| 高鐵の高架の手前に 1号装車地跡がある。 まだ何にも知らない頃に 最初に撮影したのがここだったが、 装車地跡だったとは。 残念なことに前回はあった線路際の パパイヤの木がなくなっていた。 |
高鐵の高架をくぐると 北溪厝車站跡がある。 これはなんの標識だろ? |
北溪厝車站跡。 右上に待合室(?)の建物跡が 写っている。 |
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| 台湾での1月は、菜の花が盛り。 こういう写真を撮りたかったんだけど、 なかなかいい場所がなくて、 やっと見つけた場所で1時間近く 待機していた。 人の往来がないに等しかったのに、 8時半になっていざ1便が来るって時に、 おばちゃんが畑に作業に来た…。 しかも、ちょうどアングルに入る ところに佇んでくれちゃって…。 おばちゃんは、1両目の貨車の 黄色の板の右下に写ってます。 おばちゃんの畑だから 「どけ」とも言えないしね。 人生って、こういうもんですね。 列車は、サトウキビを積みに向かう。 |
北溪厝車站跡。 | 転轍機の残骸。 |
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| 割とすぐの08:40頃に3便が来た。 北溪厝車站跡のすぐ西で鉄橋を渡る。 手前の鉄橋は平行する西螺線跡。 |
鉄橋を渡って馬公厝線は直進。 西螺線は右に逸れる。 |
右に逸れる西螺線跡は、 しばらく線路があるようだ。 |
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| 2号装車地跡 | ここにも標識が残っていた。 この辺でやっとサトウキビが姿を現した。 が、ここではまだほんの少しだった。 |
「雲29」号との平交道のすぐ東にある 改良場車站跡。 待合室(?)の建物跡もある。 建物内で腰掛けることもできるので、 一休みできる。汚いけど。 この先「雲97」号との平交道までの間に 3・4・5号装車地跡があるとの 情報だったが、よく分からなかった。 |
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| 沿線に捨てられていた 大量の落花生の殻。 |
「雲97」号との平交道の西辺りから 線路と平行する道がなくなる。 ちょっと南に迂回路はあるが、 すぐには列車が来ないことが分かって いたので、線路を歩いて、 周りがサトウキビ畑になった辺りの 農道ような道との平交道で 2便と4便を待った。 ちょうど6号装車地跡のすぐ東付近。 ってところで雨が降ってきやがった。 写真は9時半前にやってきた2便。 その後、ほぼ10時ちょうどにやって来た 4便の約40秒の動画はこちら。 |
←の場所で列車待ちをしていたら、 製糖工場前辺りから不安だった 「おっきいほう」がいよいよピンチになった。 ちょっと横っちょの草むらで 失礼させていただきました。 紙とお茶があって助かった。 |
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| 2便と4便の撮影場所から 9号装車地まで歩いて約25分だった。 さっき撮影した地点から 9号装車地までの道のない区間に 6・7号装車地跡があるという 情報だったが、分からなかった。 この写真は7号装車地跡らしい場所 から9号方面を撮影。 情報によれば写真に写っている 平交道のすぐ先(西)が8号装車地跡 のようだったが、だとすると 8号と9号はすぐ近くだったことになる。 実際はどうだったんだろうね。 |
9号は、5か所の装車地の中で 唯一舗装道路が平行している。 |
ダンプがサトウキビを落とす。 22秒の動画はこちら。 |
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| 何台かのダンプのサトウキビの 積み込みを撮影している間に、 ほぼ11時ちょうどに5便が到着した。 動画からのキャプチャー。 |
この貨車は車番が「11111」だね。 | 9号のすぐ西に小屋があり、 これが繁殖場車站跡と思われる。 |
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| 繁殖場車站跡付近から10号装車地 の東を南北に通る「雲105」号との 平交道までの区間は、 線路と平行する道がない。 この写真は「雲105」号の1本東の 「雲103」号との平交道。 今回は雨の中線路を歩いた。 これが失敗だった。 雨が一層強まり、風も強まった。 ただ歩くだけでも足元が濡れるのに、 まずいことにこの区間に限って 2本の線路の間に10cmぐらいの 草が生えていて、そこをズックで 歩くもんだから、ズボンの裾辺りから 下がぐっちゃんぐっちゃんに 濡れてしまった。気持ちわり~。 線路の間に草が生えている風景を 写真に撮ればよかったのだが、 そんな状況ではなかった…。 |
12時前になって、さっきの5便が 6便となって戻ってきた。 10号装車地の東のカーブを通り、 こっちへ向かってくる。 風の強い中、傘を差しながら 望遠レンズを付けたデジイチを持って 撮影する、という極めて不安定な状況。 |
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| カーブを曲がり終わり、 「雲103」号の平交道にさしかかる。 撮影しているときは「なんだかな」 と思っていたけど、宿に戻って いざ写真を見てみると、 これはこれで荒涼感があって、 悪くはない気がしてきた。 勝手なもんだ。 |
【後日追記】 2018/03/10に放送された 「世界ふしぎ発見!」でも 同じ場所から撮影していた。 このページを見てマネしたな。 んなわけないか。 |
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| 立派な片側1車線の道路なのに 警報器も遮断機もない第4種踏切を 長い6便がゴロゴロ通過していく。 あ、でも、踏切番がいるから 第4種じゃなくなるのかな。 列車の通過後、踏切番のおじさんは 「今日は終わり」というようなことを 言って、踏切小屋を閉めて、 雨の中バイクでどこかに行っちゃった。 まさか「午前中が終わり」ってことで、 昼メシを喰いに行っちゃった なんてことないよね。 俺1人がこの踏切に取り残された。 いずれにしても、この雨はちっとも 止みそうにないので、今日はこれで 撤収することにした。 写真に写っている木の下で 枝に傘を引っかけて、 急いで器材をしまった。 |
※この写真は合成です。 でだ、ここから宿のある虎尾の町なか へ戻るまでが簡単ではないのだよ。 取材を始めた製糖工場から この場所まで9km弱もある。 こんな距離をよく歩いたもんだね。 俺は腰痛&脊柱管狭窄症なので、 腰が痛いし、足が痺れてるよ。 おまけに、撮影機材を持っているし。 行きは楽しみながら来ているので 「よいよい」だったけど、 風雨が強まっているので、同じルートを 帰るのは気分的にかなり辛い。 雨で線路敷がぬかるんで歩きにくいし。 仮に歩いたとして約2時間半はかかるね。 雨じゃなきゃのんびり歩いて帰るけど…。 そして、この場所はバスなどの 交通機関は全くない。 しかし、ここから北へ約5kmの崙背 まで行くとバス通りがあるので、 雨の中頑張って歩くことにした。 1時間以上は歩くことになるし、 崙背でどれぐらいバスを待つことに なるのか分からないけど、 虎尾まで線路伝いに歩くよりはマシだ。 これまでの「取材」の観点はないので、 楽しみはなく、延々とぼとぼと歩くのだ。 歩かないと帰れない。 気合いを入れて虎尾の外れの田舎道を 傘をさして歩き出した。 すると! 30分近く歩いたところで、 前方から黄色いクルマがやってきた。 すぐにタクシーだと分かった。 しかも赤いLEDで鮮やかに「空車」 の文字がある! この空車、逃してなるものか! と、目一杯手を振って無事につかまえた。 で、この写真はそのイメージね(笑)。 原版は別な普通のクルマが写ってます。 カメラ機材はしまっていたし、 あまりにも突然の出来事だったんで、 当然タクシーの写真を撮ることは できなかった。 交通量がかなり少ないこんな田舎道を 都合よく空車のタクシーが通るなんて、 普通、絶対に考えられないもんね。 想定すらしてなかったよ。 正に救いの神だったよ。嬉しいのなんの。 そして信じられなかったよ。 これは奇跡ですよ。 |
タクシーに乗車して、運転手さんに 「虎尾公車站」(=虎尾のバス停) と伝えたのだがうまくいかず (こんな田舎で虎尾のバス停まで行くこ と自体があまり考えられないか…。)、 高鐵の雲林車站まで運んでもらった。 僅か10分で着いちゃった。 機動力は強いね~。 高鐵の雲林車站で虎尾に行くバスに 乗り換えて、程なく帰って来ました。 |
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| 朝から何も喰っていなかったんで、 いつもの「虎尾魷魚羹」でメシ。 |
雞肉飯(25圓)と綜合羹米麵(50圓) を喰ったら、ホッとしましたね。 |
宿で呑んでたらハラが減ってきたので、 またイレブン屋でおでんを買ってきた。 さて、明日はどうしようかね。 相変わらず。天気予報は雨だよ~。 |
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| 靴以外は洗濯し、エアコンを強風の 送風にして一晩置いたら、 ほぼ乾いたぞ。 わはは。 |
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| 翌日は朝から雨が降っていたので、 サトウキビ列車の取材は潔くあきらめて 台鉄の集集線に硬券集めに行った。 その更に翌日、まだ暗いうちに起きて 空を見上げたら、月が見え隠れしてるし、 星も見えた! やったね、とイソイソと準備をして、 サトウキビ列車の前に製糖工場内を 入れ替えする貨物列車を撮りに、 製糖工場の入口の平交道に来たが、 まだ開門していなかった…。 |
待機しいると踏切番が来て開門した。 すると程なく貨物がやってきた。 動画からのキャプチャー。 |
2本目の貨物列車。 動画からのキャプチャー。 この撮影を終えて機材を片していると、 踏切番のおじさんから衝撃の情報を得た。 「今天明天没有」(=今日明日は運休)! がっびぃ~~~ん。なんてこった。 確かに、工場設備の点検などのため、 不定期で運休することがあるとは 聞いていたけど、 まさかこのタイミングで、 しかも2日連続で(涙)。 雨だから??? う~~~ん、まいったな~。 |
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| しゃーねーからいったん宿に戻り、 宿の1階にあるメシ屋 (宿と同じ経営みたいだが、 よく見かけるただのメシ屋。)でお粥など。 あんまし旨くなかった。これで55圓。 |
今日をどう過ごすかを、 斗六まで意味なくバスで往復しながら 考えて、また虎尾に戻ってきた。 |
10時半という中途半端な時刻 だったが、ハラが減ったので、 また「虎尾魷魚羹」でメシにした。 注文品を紙に書き込んでいたら、 店員さんが見て「おおぅ」と言った。 俺も「ちょっと多いかな~」と 思いつつ書き込んでいたのだが、 結局そのまま注文した。 そしたら、なんとまーいい量が出てきた。 でも、汗だくになりながら、 何とか喰ったよ。 旨いから喰えるんだよね。 餡かけのコメと冬粉と青菜。 これで130圓。 |
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| さて、結局この日は、今後のために サトウキビ列車の12号付近の平交道と 最寄りのバス停との約3.3kmを 歩いてみようと思い、バスで「大有」 という町に行ってみることにした。 写真は虎尾11:50発7104系統の 高鐵雲林車站経由麥寮行。 11:53に発車した。 麥寮行は数系統あるけど「大有」を通る のは7101・7103・7104系統なので、 実際に利用するときはよく確認してね。 写真の台西客運の他にも、 嘉義客運が1日2便ある。 ちょうどバスに乗るタイミングで 雨が降ってきて、すぐに強まった。 |
虎尾のバス停には、 虎尾終点にもかかわらず、 「發車時刻」が書かれているが、 どうやらこれは、始発の発車時刻 のようだった。 というのは、 ①大有のバス停の時刻と突合せ ②台西客運の公式サイトで確認 をしてみると、15:10を除き 全てこの時刻の20分後が大有の 時刻だったからだ。 ちなみに15:10の便は、 大有は30分後だった。 台西客運のサイトでは15:20に なっているので、この写真の時刻は 改正前のものと思われる。 |
虎尾から50分弱で大有に着いた。 写真右上の時刻はめちゃくちゃ。 |
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| 大有の町。 雨が降っているので、 サトウキビ列車の平交道まで歩いて 行ってみるのはヤメにした。 おとといと同じような悲惨なことに なりそうだからね。 幸いそれほど待たずに虎尾方面のバスが 連続してくるようなので、すぐ帰る。 |
大有はあまり大きくない町のようだが、 立派な寺があった。 台湾の寺は、日本の感覚からすると とにかくハデだ。 |
寺の敷地から南方向を撮影。 この写真で黄色信号の道を まっすぐ南下すると、約3.3kmで サトウキビ列車の平交道がある。 |
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| 台湾のローカルコンビニの 「萊爾富」(Hi-Life)もあった。 |
味のある煉瓦造りの建物。 実際はボロボロ(笑)。 |
2018(平成30)年1月現在の、 大有発虎尾行7104系統の時刻表。 「●」印は、月~金運転。 「✡印は、土日運転。 虎尾からの朝早い便はないので、 朝いちから取材したい場合は、 タクシーで馬公厝線沿線まで来て、 取材後にのんびりバスで帰る ってのがいいんじゃないかな。 |
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| 強い雨の中、13:15発の7101系統を 「おっせ~な~」と思いながら 待っていたら、21分遅れでやってきた。 |
行きしなに、「大有」の3つ手前に 「松本超市」というスーパーが バス停名になっているところがあって 気になっていたので、帰りがけに おもしろがって降りてみた。 個別の店がバス停名になってるのって 台湾ではあんまりない気がする。 |
松本スーパーの中に入ったら、 かなり広くて品揃えがいいが ちょっと場末感が漂っていた。 日式鍋(日本のいわゆる「鍋物」。) 専用の具材コーナーもあったが、 日本では鍋に入れない、 よく分からない具材も多かった。 次のバスが程なく来るので、あまり ゆっくり見られなかったのが残念だった。 |
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| 松本スーパーのほぼ隣には イレブン屋があった。 崙背の町なか。 |
「松本超市」のバス停の隣の 電信柱に巻かれていた。 でっかい電話マークがおもしろくて…。 |
13:44発の7104系統が 29分遅れでやってきた。 この系統もこんなに遅れることが 分かっていれば、もっとじっくり スーパーの中を見てたのに…。 このバスで虎尾に帰り、 この日の行程を終え、 今回のサトウキビ列車の取材を 終了した。 |
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